元関脇・嘉風(現・中村親方)は昨年6月、故郷佐伯市の地元PRのために、藤河内(ふじかわち)渓谷で岩肌を滑り降りる「キャニオニング」を体験しました。しかし滝壺に飛び込んだ際に右ヒザを負傷し、ドクターヘリで搬送され緊急手術を受けましたが、後遺症で足首の麻痺が残り、これが原因で9月に引退。
元嘉風は約一年後の今月、市等を提訴。世間を驚かせたその理由が判明しました。
元嘉風 5億円提訴の理由が判明
[大相撲2017名古屋] 嘉風
引用:You Tuve より
元関脇・嘉風(現・中村親方)は中村昨年9月に引退した時に「地元愛から」事故の公表を悩んだと会見で言ってます。
「誰かを責めているわけではありません。誰も憎んでいません。市長からは、できる限りのことをすると言ってもらいました」この言葉通り、佐伯市では親方への保証が検討されたようです。
弁護士と協議中と当時会見でも公言してました。
田中市長は市の相撲連盟副会長や会長をしていた大の相撲ファンなのですが、その後市の担当者が次々に変わり、弁護士同士の話し合いも進展しないことから訴訟を決意したのです。
元嘉風地5億円提訴で佐伯市側の言い分は
市長の反対派の一部にこれはおかしいと言い始めた人が出てきました。
「藤河内渓谷でのキャニオニングは、過去7年間で4000人以上が参加したが、大きなケガをした人は一人もいない」、親方にも責任があると言う意見です。
その後市は『合宿はPR活動の一環だったがキャニオニングは違う』との見解を出し、決定的な亀裂になったのです。
元嘉風 引退力士の懐事情が厳しいのも理由か
しかも引退してから1年を経過し、引退の会見では「市のPRのためのキャニオニングでの事故」と話しているのですね。
2015年には市民栄誉賞を授与されて、地元の英雄です。
なぜここで訴訟かにはいろいろ憶測はありますが、元嘉風側のふところ事情を指摘する情報が多いです。
今、各界や引退力士は経済的に追い詰められています。
断髪式もこれらの理由で行われていません。人気力士だと1億円位近く集まるとか。
嘉風は尾車親方(元大関・琴風)の部屋付きです。2年後に尾車親方は定年引退するがその後は元関脇・豪風(現・押尾川親方)が継承します。
嘉風はその時期に独立と見られていますが、独立するには相当額の資金が必要ですね。両国界隈で土地、建物を取得するには3億円くらいは必要と言われています。
ここに元嘉風側が今訴訟を起こした事情があることがわかりました。
元嘉風5億円提で市側の見解は
「弁護士を通じて話し合ってきた。市としてはこじれている認識はなかったが、10月15日に訴状が届いた。4億8100万円は治療費、休業損害、後遺症による逸失利益、慰謝料などだそうです。合宿は誘致したが、キャニオニングは市のPRとして依頼はしていない。当日は朝稽古を一般公開し、朝食後はオフ。そのオフの時間にキャニオニングを楽しみたいとご本人が希望し、渓流下りをしたと認識しています」市側はこう言う見解です。
元嘉風 5億円提訴|佐伯市キャニオリングとは
佐伯市観光ナビより
夏木山(1386m)を源に、観音滝を起点に約8km続く藤河内渓谷。
数千年前に誕生した岩肌は巨大な花崗岩の一枚岩。桑原川が長い歳月をかけてそぎ落とした滑らかな曲線は驚くばかりの景観となって年間を通じて見る人を惹きつけます。
夏ともなれば、岩は飛び込み台となり、沢は天然のウォータースライダーとして大自然に身をゆだね、誰もの胸に眠った子供心が解放されていきます。
フランス発のウォータースポーツ・キャニオニング。
佐伯市宇目に在る秘境! 「藤河内渓谷」は、まさに大自然のアートに包まれ五感の全てで楽しめます。
元嘉風 5億円提訴の書き込み意見は
サラリーマンがもし事故で亡くなったとしても、医者が同様でも約5億程度の損害賠償?
自分からやったんでしょ?恥を知れと思うね。むしろ、市に対して謝罪じゃないかな。市職員は止めたんでしょ?
バンジージャンプのような、事前に誓約書とか書かせなかったのがいけなかったのでしょうか。
嘉風がキャニオニングを熱望していた。
カメラでの撮影はしてない。
PR活動ではなく、プライベートという扱いになると思う。
あら、合宿中にご自身が希望したのですね。それなら、宣伝にもなるので、ご参加をお願いします、となりますよね。
アスリートは現役中はスキーに行かない(万が一骨折したら選手生命に影響あるから)とか最新の注意をします。
自分が望んでやったと市は言っていますが、仮に市に頼まれたとしても、断るのがプロとして当たり前。仮に、市が賠償することになったら、税金で払うんでしょ?あり得ない。
賠償なんかされるはずないと思いますが、それでも提訴したというのは、なにか意図があるのでしょうか。
どう見ても不注意なようですが。キャニオニングですね。ウェットスーツで沢下りや自然のウォータースライダーを滑ったりするアクティビティです。日本のどこでもやってますよ。
佐伯市も過去4000人以上体験していて無事故だったそうです。
しかし、嘉風のような力士が楽しむには、かなり注意が必要だったんでしょうね…。
元嘉風の基本情報
日体大3年の時の天覧試合となった第51回全日本相撲選手権大会で優勝。アマチュア横綱のタイトルをもって、尾車部屋に入門し、2004年(平成16年)1月場所に初土俵を踏んだ。取り口は機動力を生かした突き押し。
四股名 大西 雅継 → 嘉風 雅継
本名 大西 雅継
愛称 マサツグ
生年月日 1982年3月19日(38歳)
出身 大分県佐伯市
身長 177cm
体重 148kg
BMI 47.24
所属部屋 尾車部屋
得意技 突き・押し
<成績>
現在の番付 引退
最高位 東関脇
生涯戦歴 649勝642敗30休(94場所)
幕内戦歴 561勝600敗24休(79場所)
優勝 三段目優勝1回
序ノ口優勝1回
賞 殊勲賞2回
敢闘賞4回
技能賞4回
金星8個
(白鵬2個、日馬富士2個、鶴竜3個、稀勢の里1個)
嘉風
引用:インスタグラムより
【まとめ】元嘉風 地元PRでヒザを怪我 故郷佐伯市に5億円提訴 11月6日追伸
引退1年後に元嘉風が故郷を約5億円で訴訟。このニュースは大相撲ファンならずとも、驚きの感が強いですね。訴訟の中でどんな情報が出てくるのかが気になります。
今出ている情報では、市からは「お願いしていないプラーベートな行動の中での出来事」と言う見方が強いのですが、今後とも注目していきたいですね。
先場所の大相撲は入場者をマスに一人にして、大幅に制限しました。しかし大相撲の人気は下がることはありません。
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